3ヶ月半ほど かかって、やっと、読み終えました。ふうー!
一仕事 終えた感じ。しかし、何パーセント理解できたか・・・
一冊のなかに、本文3分の2弱、解説3分の1強。
世界中のジェームズ・ジョイスを解読する人たちの注釈とそれを解説する
日本の作家、翻訳家たちの翻訳本です。
1904年6月16日の朝から、17日の未明までのお話なんですけど、
まるで映画のように 登場人物が錯綜します。
あらすじが あるようでいてないような・・・ホメロスのオデュッセイヤが下敷きとなっているとか・・・
難しい事はわからないけど、自分なりに楽しみました。
主人公が歩いたダブリンの街中を地図を見ながら歩いたりして^^
100年も前の話・・・昔はそうだったんだーと思うこともあれば、
人間て、昔も今も あまり 変わらないんだなー と思うことも しばしば。
これを読む前に 同作家のダブリナーズ、若い芸術家の肖像を読んでいたのに
作中に同じ登場人物が出てきても どんな人だったか 思い出せず、何度か、もう一度
読み返したりして・・・
4巻の最後に池澤夏樹さんのあとがき、“いったい誰が『ユリシーズ』を読むのだろう。
世界文学の名作となっているけれども、本当の話、これはものすごく読みにくい小説である。”
というのを読んで まったく同じことを思いつつ 読んでいたので、笑ってしまいました。
文体が変わったり、幻想、妄想の世界があったり、読むのも辛かったけど なぜか、途中で止めるのが
出来なかった・・・(ウチの主人は高校生のときに 世界文学全集で読み、挫折したそうな・・・
高校生では、ちょっと、理解しきれないのは当然と思います・・・)
今日は首が痛い。
2日前、もうすぐ読み終わる!という 安堵感があってか、必死に読んで首を痛めたみたいだ^^
2日後に きました。